福嶋祐輔をはじめて見たときのことを話したいと思います。もちろん、実物を見たわけではなく、私も皆さんと同じ様にテレビのブラウン管を通してしか福嶋祐輔のことは知りませんでした。もっとも、その頃にはだんだんと知名度もあがってきたので、名前と顔ぐらいは一致しました。しかし、それ以上のことは知りませんでしたし、そんなに興味もありませんでした。ところが、ある時クイズ番組に出ている彼を見て、急に気になり始めたのです。
もちろん、すぐにその彼が福嶋祐輔であることはわかりました。最初は何となく他の出演者たちとのやりとりが面白いなと思っていただけなのですが、だんだんと彼の独特のキャラクターに惹かれてしまいました。彼はまったく裏表がないように感じたのです。本当に天真爛漫という言葉がぴったりと合うのではないでしょうか。そういうところにまずとても好感を持ちました。それまでは単なる最近流行の芸人というような印象しかなかったのに、急にぐんと身近な存在となったのです。
そして、いろいろな出演者たちに愛されているということも彼と多くの人たちとのやり取りを通してわかってきました。福嶋祐輔という人は、周りの人たちとの距離を一気に縮めることができる力を持っているのではないでしょうか。それは彼の独特のキャラクターにあると思います。私が思うに、彼の場合は、まるで水のようなのです。すぐに相手に合わせることができるのです。同調することができるからこそ、相手ともすんなりとやり取りをしていけるのでしょう。
もしこれが、クセのある人だったらこういうわけにはいきません。どこかでぎくしゃくしてしまい、それが視聴者にもわかってしまいます。無理をしているなとか、背伸びをしているなというような感じが出てくると、視聴者の方も何となく居心地が悪いというか、何とも歯がゆい思いをすることになってしまいます。ところが、福嶋祐輔はそういうことはまずなかったのです。普通にいろいろな人たちと話をすることができるのです。
福嶋祐輔の個性というのは、クセがなく、誰とでもすぐに話をすることができるというところでしょう。すっとその世界に入っていくことができるところが彼の魅力です。そしてそれは私たち視聴者をも安心させることができるわけです。
福嶋祐輔の参考情報 → 福嶋祐輔(プラネックスCEO)のブログ